資格の概要
学生でも比較的容易に取得できるIT系の国家資格です。
ITに関する初歩的な知識などを問われる資格で、IT企業に就職しようか検討中の学生なら、迷わず取得しておくべき登竜門的な資格です。(IT企業に就職なら、ITパスポートを取得後、基本情報処理も取得しておく方が望ましいので、学生の方はしっかり取得のスケジュールをたててください。)
IT以外の企業に転職する際にも、ITの知識に関する証明として取得していると有利になる資格です。(ITパスポート + MOSなどを保持していれば、一般企業で使用する標準的なのPCスキルは持っている扱い)
また最近ではITパスポートよりセキュリティに関することに重点を置いた情報セキュリティマネジメントという国家資格も2015年から開始されましたので、 ITパスポートと一緒に取得してみるのもいいかもしれません。(資格が開始されてから早い目の時期は、難易度的に簡単な場合が多い為、メジャーになる前に 取得するのもオススメです。)
資格を保有しているメリット
ITパスポートは学生・新卒向けの初歩的な資格の為、これからIT企業で働きたいとお考えの学生の方には就職活動前には取得しておきたい資格です。また上位の基本情報処理もあるのですが、一年間に2回しか試験が行われていない為、就活の前に資格を保持できない可能性もありますので、1~2回生のうちにITパスポートを取得し、2〜3回生で基本情報処理(時期的には2〜4回ほど受験する機会があり)を取得を目指してください。
IT系志望なら基本情報処理は取得できなくても、最低限ITパスポートは取得しておきましょう。
またベンダー系のIT資格は有効期限があるのに対し、ITパスポートは国家資格で有効期限もないので、IT系企業に就職しなくても学生の方なら保持しておくだけでも良いとは思います。
資格を保有しているデメリット
ITパスポートは学生・新卒向けの初歩的な資格の為、転職者には保持していてもあまり効果ありません。転職者なら基本情報処理をオススメします。
また大手IT系企業を志望する学生の方も、ITパスポートをまず取得後、基本情報処理(年二回受験可能)を取得しておく方がオススメです。
試験と受験申込み
受験資格:なし
試験時間:165分
問題数:100問
合格ライン:全体で60%上かつ各3分野で30%以上
受験費用:約5100円(変更される可能性あり)
学習方法
独学可能。
学生で時間がある方なり2〜4週間の学習時間で、取得も可能です。評価の良いテキスト1冊と過去問題集を毎日2〜3時間勉強するだけで十分です。
通学時の電車内で、テキストを読み、家で問題集をするのが効率的です。わからない箇所や用語はなんとなくで終わらせず、必ずテキストで調べて理解することがポイントです。
私の場合は、テキストを一週間、問題集を同時並行で進めて学習し2週間で合格できました。
参考ですが、私が同時使用した教材の最新版↓↓
書籍への投資は予算3000円以内に収まる感じです。
口コミと自身にあったテキストを書店でじっくり見て判断をしてくだい。
難易度
難易度はDランクの上です。
大学生・新卒の方がIT業界に入社したい場合に取得しておくと、採用時に若干有利(基本情報処理を取得しておく方が望ましい)になる資格です。
比較的取得もしやすく、他の情報処理系の資格よりも受験がしやすい為、時間に余裕がある時に取得しておくと良いでしょう。内容的にもテキストを購入して1週間ほど勉強し、問題集を2週間ほど学習すれば合格もできるレベルです。
普通に学習して、この資格に不合格になる場合は技術進歩の早いIT系に進みことは、オススメできませんので、自身の仕事の方向を考えてみるのもいいかもしれません。
就職に結び付く職種
新卒対象(IT系企業のSE・プログラマー・インフラエンジニア・営業など)
IT業界以外の業界(転職の為のITに関する知識の証明)
■ITパスポートの試験教材