資格の概要
Javaエンジニアのスキルを認定するデータベースソフトで最大手のOracle社(ITソフトウェア企業の世界2位)が運営しているベンダー資格です。
OCJ-Pの資格は三段階のレベル(Gold・Sliver・Bronze)で分割されています。
その中でも、中位の資格がOCJ-P Silverにあたります。プログラマー未経験の転職者が、取得していると就職に役立つ可能性があります。
Javaプログラマーとして実務経験2年ぐらいある方が取得する資格です。(もちろん実務で2年Javaをしている方なら、簡単な資格ではありますが、現場では絶対に記述しないような、変なソースの書き方もあるので、意外と苦戦するかもしれません。)
受験する際に、注意しておりたい点は、自身がどのJavaのバージョンを受験するかは注意が必要です。現在最新のJavaバージョンはバージョン8ですが、資格に関しては、7と8の両方がある状態です。
自身がどのバージョンで学習するかによって、受験する資格コースが変わりますので、資格の学習を始める前に決めておく方が良いと考えています。
ちなみに最新の方が、いいと考える方もいれば、旧バージョンの方が覚える仕様が少ないという理由であえて古いバージョンを受験する方もいます。
私自身は、最新のバージョンを受験する方が、今後のことを考えるといいかもしれないと考えています。なぜなら、現在はまだ違いますが、旧バージョンの認定 資格の有用性がなくなる可能性があるからです。現にOracle Masterに関しては、過去のバージョンのライセンスに関する有効性を廃止する方向に変更されました。
ですから、同じOracleが運営するOCJ-Pに関しても同じように変更がされる可能性があるので、できる限り最新のバージョンを受験することをオススメいたします。
ただし、最新バージョンの資格教材が出版社からあまり出版されていない時期もありますので、その辺の考慮も必要です。
資格を保有しているメリット
プログラマー未経験の転職者なら、このランクの資格を取得していると採用されやすくなります。もちろんいきなりシステム開発ができるとは採用側も考えていませんが、面接者のやる気や学習意欲のある方だと受け止められるからです。
もちろん未経験の方でこの資格を取るには、ある程度の学習とソースコードの作成をして理解するなどが必要となります。
資格を保有しているデメリット
Goldランクはなんで取得していないのと面接官に質問されます。
転職者ならその辺の返答は考えておくべきです。
もう一つは、オラクルマスター(データベース)の方に関しても質問されるかもしれません。
試験と受験申込み
試験時間:分
問題数:問
合格ライン:70% ※変更される場合もあります
受験費用:25000〜30000円 ※変更される場合もあります
ピアソンVUEから試験を申し込むことになります。
またピアソンVUEとOracleのアカウントの作成が必要となります。
学習方法
難易度
難易度はBランクの中です。
特にインターフェース・抽象クラス・継承・オーバーライドやオーバーロード・例外処理などのことについて、かなり問題が出題されます。特に上記を複雑に取り入れた問題などは、動作の振る舞い方などを中心に出題されますので、実際にソースコードを書いて動作の振る舞いを確認して勉強していかなければなりません。
未経験の方には、少し多めの勉強時間を1.5〜2.5ヶ月ぐらいかかる感じです。
就職に結び付く職種
業務システム系のプログミングエンジニア(Javaプログラマ)
■OCJ-P Silverの試験教材