資格の概要
Javaエンジニアのスキルを認定するデータベースソフトで最大手のOracle社(ITソフトウェア企業の世界2位)が運営しているベンダー資格です。
OCJ-Pの資格は三段階のレベル(Gold・Sliver・Bronze)で分割されています。
その中でも、下位の資格がOCJ-P Bronzeにあたります。プログラマーになりたい大学生や、プログラマー未経験の転職者が、取得していると就職に役立つ可能性があります。ただしBronzeを保持していなくても、上位ランクのSilverを受験できるので、学習時間や金銭の無駄を抑えたい方は、Silverからの受験をオススメします。
受験する際に、注意しておりたい点は、自身がどのJavaのバージョンを受験するかは注意が必要です。現在最新のJavaバージョンはバージョン8ですが、資格に関しては、7と8の両方がある状態です。
自身がどのバージョンで学習するかによって、受験する資格コースが変わりますので、資格の学習を始める前に決めておく方が良いと考えています。
ちなみに最新の方が、いいと考える方もいれば、旧バージョンの方が覚える仕様が少ないという理由であえて古いバージョンを受験する方もいます。
私自身は、最新のバージョンを受験する方が、今後のことを考えるといいかもしれないと考えています。なぜなら、現在はまだ違いますが、旧バージョンの認定資格の有用性がなくなる可能性があるからです。現にOracle Masterに関しては、過去のバージョンのライセンスに関する有効性を廃止する方向に変更されました。
ですから、同じOracleが運営するOCJ-Pに関しても同じように変更がされる可能性があるので、できる限り最新のバージョンを受験することをオススメいたします。
ただし、最新バージョンの資格教材が出版社からあまり出版されていない時期もありますので、その辺の考慮も必要です。
資格を保有しているメリット
学生ならプログラマーへの就職に有利になります。
自分の名刺に取得者のロゴが記載できる。(Bronze・Silverだと名刺に記載すると恥ずかしいかもしれませんが・・・)
資格を保有しているデメリット
転職者だと、Sliverを取得しておく方が、ベターかもしれません。
Sliverからいきなり受験できるので、能力に自身があるならあえてBronzeから取得する必要はありません。
試験と受験申込み
試験時間:65分
問題数:60問
合格ライン:60% ※変更される場合もあります
受験費用:13600円 ※変更される場合もあります
ピアソンVUEから試験を申し込むことになります。
またピアソンVUEとOracleのアカウントの作成が必要となります。
学習方法
翔泳社から出版されている通称:紫本をテキストに勉強をすることをオススメします。
特に通勤途中の電車などで1日に1時間ほど読むだけでも、十分勉強になります。そして、紫本で学習した章ごとに、impress社から出版されている通称:黒本の問題集を解いていくことで、試験の問題なれをしていくことを継続していくことです。
黒本の問題が85~90%との正解率(問題集を4周ぐらいやっていると、これぐらいの正解率で解けるようになります)で解けるようになれば、試験に挑まれても大丈夫だと思います。
わたしの場合は、仕事をしながら学習期間は4週間でぐらいで取得ができました。
またJavaプログラミングの基本を学習するための本も一冊購入しておいた方が、資格のテキストに載っていないことも学習できるので、購入をオススメします(上位資格を受験する際には、絶対に必要になってきます)。
参考ですが、私が同時使用した教材の最新版↓↓
難易度
難易度はCランクの中です。
プログラマーになりたい大学生や、プログラマー未経験の転職者が、ある程度学習すれば容易に取得できるレベルです。
プログラマーの適正がなくても、学習さえすれば取得が可能です。
就職に結び付く職種
業務システム系のプログミングエンジニア(Javaプログラマ)
Javaプログラマの仕事
企業などで使用する社内の業務システムや大規模な業務サービス(銀行のシステムなど)などのシステムの構築にはJavaプログラミング言語がメインに使用されています。そのJavaプログラミングを使用して業務システムを開発するのがJavaプログラマーです。
Javaプログラマーの需要は高く、常に人材不足が大きな問題となっていますので、20代〜30代前半の方ならOCJ-Pの資格を所持していると未経験でも採用に結び付くことは可能です。
スキルの高いJavaエンジニアになりますと、かなりの高収入な給料にもなりますので、プログラミング・IT技術が好きな方で探究心がある方や、仕事をバリバリこなしていきたい方に向いています。
転職者で未経験ならSilverランクを所持していることをオススメします。
またJavaエンジニアはデータベースを必ず使用するので、データベースの知識を証明するにも、最低限Oracle Master Bronzeは同じように所持しておいた方が未経験での就職に有利です。
学生なら
OCJ-P Bronze
業界未経験転職者なら
OCJ-P Silver + Oracle Master Bronze
を取得しておきましょう。
■OCJ-P Bronzeの試験教材