資格の概要

ボイラー(丸ボイラー・水管ボイラー・鋳鉄製ボイラー)を操作する為に必要な資格です。
圧力や各種圧力弁や熱や燃料などの学習するので、危険物取扱者・消防設備士・冷凍機械責任者・潜水士などの試験にも一部の知識が活用できます。

特にビルメンテナンスなどの設備管理の仕事に必要となります。近年ではボイラーを使用することは減ってはきていますが、ビルメンテナンス業に未経験で就職する為にはもっとも取得がしやすい資格(学習期間も1ヶ月程)です。
また試験日に関しても毎月行われ、試験結果も1週間後、申請後1~2週間で交付される為に、早期の資格取得が可能な資格です。

難点は、試験日が平日であるとこと実技講習を受けなければならないことです。
試験日に関しては、仕事をしている方ならお休みをとって行くしかありません。
もっとも問題となるのは日本ボイラー協会が行っているボイラーの実技講習(平日3日間:2万円近くしたような・・・)を受けて、実技講習を受けた証明書を発行してもらわないといけないことです。(免許申請時に必要)

実技講習に関しては、下記サイトでお調べ下さい↓↓
http://www.jbanet.or.jp/training/skill/

すでに転職を想定している方であれば、学科試験のみ先に合格し離職後早期にボイラーの実技講習を受けるスケジュールもいいかもしれません。

また職業訓練でビルメンテナンスに関する講座を行っている訓練校(ポリテクだったかな?)があるので、訓練のカリキュラムでボイラー講習を受けて実技講習の証明書を入手する方法もあります。ただしビルメンテナンスの訓練は中高年の方に人気が高い為、訓練の選考で外れる場合もあります。

上でも記載しましたが、圧力や各種圧力弁や熱や燃料などの学習すると、危険物取扱者・消防設備士・冷凍機械責任者・潜水士などの試験にも一部の知識が活用できます。
私の場合は、2級ボイラー技師→潜水士→危険物取扱者→消防設備士→冷凍機械責任者の順番で受験しました。意外と圧力・熱・空気・燃料の知識が身につくと関連するような資格の勉強時間が少なくすみ、私の場合は上記の5つの国家資格を一年間で取得できました。みなさんも効率の良い方法を考えて受験してみるのもいいか もしれません。



資格を保有しているメリット

中高年の未経験でも就職がしやすいビルメンテナンス業に就職する為の強い味方の国家資格です。
リスク回避の為にも、若いうちに取得している方がタイミングを見計らって、取得しているのもいいかもしれません。私自身もビルの仕事には就職しなかったものの、離職期間を生かして取得しました。(この資格が生かされずに、現状の仕事でワークライフを送りたいのですが・・・)

 

資格を保有しているデメリット

特になし。

 

試験と受験申込み

受験対象条件:なし
試験日:毎月(申込み・試験日はこちらのサイトから
試験内容:学科試験
試験形式:学科(マークシートの選択式)
試験時間:学科3時間
問題数:学科40問(4分野の各10問ずつ)
合格ライン:60%(各分野で足切り点数あり)

※免許申請には上でも書きましたが別途、実技講習を受講する必要があります。

 

学習方法

独学で1ヶ月で十分に対応が可能な資格です。
ただし教材の購入には注意が必要で、ボイラー構造を十分に理解ができるテキストがあまりないのが難点です。

書店で販売していない教材となりますが、向学院のテキスト + 専用問題集 + 写真図解集 が学習する上で一番情報が充実している感じでした(問題数もこれでもかというぐらいに膨大です)。

向学院サイトは↓↓
http://www.kougakuin.jp/book/

過去問に関しては、書店で販売されている最新の過去3年分の問題集で、近年の出題傾向になれることが必要です。

私の場合は、まず向学院のテキストを1週読むこととテキスト側の問題を解くことにしました。正直最初はボイラーの構造に関して理解が浅かった為に、回答は間違えだらけでした。次に別途向学院の問題集を、テキストを参考書として解いていくと理解度がかなり高まってきていることを実感しました。
またわかりにくく忘れやすい用語は付箋などをはり、すぐに調べることができるようにしました。

そしてもう一度問題集を一周すると80%ちかく正解になり、テキストの問題集も同じように溶けるようになりました。最後に過去問も3年分一周したところ、ばらつきはあるものの75〜95%の正解率になるぐらいになっていました。

気になる点は、近年の過去問になるほど問題の難易度が高くなっている感じです。また3年前ぐらいの過去問は簡単に感じる。試験問題を作成する担当者が変わったのでしょうか・・・

使用した3年分を収録した過去問題集はコレです↓↓

私の場合、下記のように1ヶ月間学習し、無事に2級ボイラー試験に合格しました。

テキストを読み問題:1周
↓↓
問題集:1周
↓↓
分からない用語や分野について、再度学習
↓↓
問題集:1周
↓↓
テキスト問題:1周
↓↓
過去問:1周

効率よく勉強するには、とにかくボイラー構造について、理解することが全体を把握する上で一番重要です。




難易度

難易度はCランクの中です。
学習時間は1ヶ月程あれば十分でした。特に学習初期に関しては、ボイラー構造についてイメージすることが難しいと思いますのでその辺を重点的に学習していくと、ボイラーに関する基礎知識が付く感じです。
書店で販売していない教材となりますが、向学院のテキスト + 専用問題集 + 写真図解集 が学習する上で一番情報が充実している感じでした(問題数もこれでもかというぐらいに膨大です)。

向学院サイトは↓↓
http://www.kougakuin.jp/book/

 

就職に結び付く職種

ボイラー技士・ビル設備管理士・ビルメンテナンス

 

■2級ボイラー技士の試験教材

おすすめの記事