資格の概要
第1種電気工事士は、第2種電気工事士の上位資格になります。
第2種電気工事士は、一般電気工作物(一般住宅や小規模な店舗、事業所などの電圧600ボルト以下で受電する場所の配線や電気使用設備など)しか工事できないのに対し、第1種電気工事士は、自家用電気工作物(工場やビルなどのように、電気事業者から高圧以上の電圧で受電し ている事業場等の電気工作物)に対しても工事が可能となります。
電気工事をする方であれば、必ず取得しておくべき資格です。
ただし、合格後の資格申請には電気工事に関する実務経験を5年以上を証明する証明書を務めている事業者に発行してから、申請する必要があります。
(電気系の大学や高専で電気工事士法で定める課程を取得し卒業している方は実務経験3年以上)
また実務経験を満たさない場合であっても、事前に学科・実技試験に挑戦し合格しておけば、実務経験を満たした場合に申請するという手段もあります。無駄なく早めに取得したい場合には、事前に試験のみ合格してと良いでしょう。
資格を保有しているメリット
電気工事に携わる方なら、実務経験を満たしたら必ず取得をするべき必須の資格です。
取得する目的としては、工事が出来る対象が自家用電気工作物にも対応できるようになり、給料アップや転職の為のスキル証明ができます。
また第1種電気工事士・第2種電気工事士を取得していれば、消防設備士の資格取得の際に、消防設備の実務経験がなくても、甲種1類から5類まで受験が可能となります。消防設備を取得する予定がある方は、事前に電気工事士を取得していれば、無駄なく資格取得が可能です。
資格を保有しているデメリット
特になし。
あえていうと資格取得後は、仕事では自家用電気工作物が対象となる為に、現場での危険度が大幅にアップし事故などにあった場合は、死亡することにも繋がります。より一層慎重になり仕事に従事する必要があります。
試験と受験申込み
受験対象条件:なし(資格申請時に電気工事に関する実務経験5年以上を証明する証明書が必要)
試験日:年2回(申込み・試験日はこちら)
試験内容:学科試験 + 実技試験 (学科を合格した方が実技に進みます。試験日は別々。)
試験形式:学科(マークシートの選択式)/ 実技(配線図をもとに作品の作成)
試験時間:
問題数:
合格ライン:
学習方法
難易度
難易度はBランクの上です。実技試験が難しい国家資格です。
合格後の資格申請には電気工事に関する実務経験を5年以上を証明する証明書を務めている事業者に発行してから、申請する必要があります。
(電気系の大学や高専で電気工事士法で定める課程を取得し卒業している方は実務経験3年以上)
学科試験は、テキスト・問題集・過去問題集を2月ほど勉強すれば十分に対応できるます。
実技試験は、実務で工事を日々に行っている方なら問題ないのですが、現場で作業をしない企業(電気系)で務めている方は、練習を3ヶ月前から小まめにしておくと良いでしょう。
ただし学科の知識もある程度必要となる為、学科と並行しつつ、実技の練習は定まったペースで練習を続けると良いかと思います。
ご自身にあった勉強を模索して第1種電気工事士試験に、挑んでいただければと思います。
就職に結び付く職種
電気工事士(特に工場などの第2種電気工事士では、工事できない場所での工事・自家用電気工作物)
転職よりは、スキルと給料アップが目的になる方が多い。電気工事に携わる方なら、実務経験を満たしたら必ず取得をするべき必須の資格です。
■第1種電気工事士の学科試験教材
■第1種電気工事士の実技試験教材